予定通りにハメられました。

ディズニーで、ピクサーで、面白くないわけがないんですよ。
で、ハッピーエンドに決まってるんですよ。
わかってるのに、手に汗握って魚たちを応援して、最後にはすっかり感動してしまいました。

人間の世界に連れ去られてしまったニモと、彼を助けようとする父マーリン。
詳しいストーリーは見に行ってもらうとして、私が何よりも感動したのは海！

ダイビングをしたことのある人なら絶対に「すげーっ」と口ポカンになるハズ。
コーラルリーフの美しい浅瀬、沈船のある深めの海（推定30～40m）、とにかく見てきた通りの海がどんどん目の前に広がっていきます。

近くのものは色鮮やかに、遠くのものはぼんやりと青く見えるさまや、ふわ～っとした粒子のようなものがある海中。
その粒子が、魚のヒレの動きに影響されてふわふわと漂うんですよ。

海中でビスがはずれた時の物理的な正しさというか、水圧のために途中からふわりとする様子なんてため息ものでした。

見たことのない深海や速い海流の中まで、きっとこの通りなんだろうと素直に信じさせてしまう圧倒的なパワーです。

でもやっぱりアニメーションだから、現実にはありえない楽しい演出も。
1番のおすすめはやはりカモメのシーンでしょうか。
カモメって、"mine, mine"って鳴くんですね。（オチは黙っときます）

私はDVDで見ましたが、これから見に行くなら絶対に英語版をおすすめします。
ニモ役のアレクサンダー・グールドの頑張った感じ、すんごくかわいかった～。
ドリー役のエレン・デジェネスも、もちろんマーリンのアルバート・ブルックスも、役者がなかなか豪華なのもディズニーならではでした。

text by...  ぴのこ

2004/12/20