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レヴェナント 蘇りし者

レオナルド・ディカプリオ念願のオスカー作品、ついに日本上陸!!

2016年4月22日公開<br>(c)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation.  All Rights Reserved.
2016年4月22日公開
(c)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
レヴェナント 蘇りし者

【スタッフ】監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
【キャスト】レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ドーナル・グリーソン、ウィル・ポールター
【音楽】坂本龍一

ストーリー

1823年アメリカ西部未開拓値のミズーリ川沿いで、ヘンリー隊長(ドーナル・グリーソン)が率いるハンターの一団は、娘をさらった白人を探す先住民のアリカラ族の襲撃を受ける。ガイド役を務めるヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は、彼の息子ホーク(フォレスト・グッドラック)を含む生き残った仲間を船に誘導し、からくも川へ逃れる。しかしこのまま船で川を下るのは危険だと判断したグラスは、山沿いを歩いてカイオワ砦まで帰ろうと隊長に進言した。ヘンリー隊長は、グラスとその息子に敵意を抱くジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)の反対を退け陸路を進むと決断する。

陸路を進み始めて間もなく、グラスがハイイログマに襲われ瀕死の重傷を負う。隊長は彼を見捨てて先に進むことを決断。ホーク、グラスを慕っていたジム・ブリジャー(ウィル・ポールター)、金のために居残りを志願したフィッツジェラルドの3人にグラスの臨終をみとることを命じる。

グラスは粘り強く生き続けるが、しびれを切らしたフィッツジェラルドは彼を殺害しようと試み、そしてその現場を目撃してしまったホークがフィッツジェラルドに殺害されてしまう。息子の死を横たわったまま身体を動かすことも出来ず、見つめるしかないグラス。フィッツジェラルドはブリジャーにアリカラ族が来たと嘘をつき、2人はグラスを置き去りにして本隊へ向かう。

一人取り残されたグラスは、最愛の息子を殺したフィッツジェラルドへの復讐を原動力に、死の淵から蘇る。地面を這いずり回ることしか出来なかった彼は奇跡的な回復を遂げ、フィッツジェラルドの追跡を開始。しかし彼の行く手には、想像を絶する苦難が待ち受けていた。

見どころ

「無冠の帝王」とさえ呼ばれたレオナルド・ディカプリオが念願のオスカー像を手にした作品、『レヴェナント 蘇りし者』。彼の受賞が日本国内でも大きな話題となった本作品は、彼のクールでダンディなイメージとは真逆な、壮絶で生々しいサバイバルムービーであった。

「レオ様」と呼ばれるほど紳士な彼が、傷だらけになりながらも広大な雪原を必死になって生き延びる。彼のイメージとはかけ離れた役柄を、撮影で鼻の骨を折ってしまうほどの体当たりで熱演した。台詞が殆どない中で表情、息づかい、言葉にならない言葉や叫びで感情を爆発させ、見ていてこちらも辛くなってしまうほど圧倒された。

そして昨年の『バードマン あるいは~』でアカデミー賞の作品賞、監督賞、脚本賞を受賞したイニャリトゥ監督が、『ゼロ・グラビティ』『バードマン あるいは~』でアカデミー賞撮影賞を2年連続で獲得したエマニュエル・ルベツキと再びタッグを組み、自然光だけでの撮影という挑戦をした。本作品ではディカプリオの主演男優賞に注目が行きがちだが、イニャリトゥが監督賞2年連続獲得、ルベツキが撮影賞3年連続獲得という偉業を成し遂げている。物語の要所要所でみせる長回しの撮影により緊張感が極限まで高められ、息をするのを忘れるほど魅きこまれる。

あまりにも壮絶な物語のため、思わず目を背けてしまうシーンもあった。しかしそれでも、上映時間2時間37分があっという間に過ぎ去ってしまうほどの緊張感をもった映像体験は、今年一番の満足感を与えてくれた。

Text by EISUKE

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